こんにちは、おもちです。
突然ですが、あなたはレタッチを始めてみたけど上手くいかないと悩んではいませんか?
一眼レフを購入して自分が好きな風景を撮り始めて6年が経ち、今や以前よりも自分が納得できる写真を撮ることができたり、レタッチをすることができるようになってきました。
でも、とにかく買ったばかりは
「どうしてこんなに上手くいかないんだい?」
「Instagramでよく見る綺麗な写真とは程遠すぎやしませんか?」
「いじればいじるほど理想とは程遠いものになっていますよおもちさん。」
と思う毎日でした。
明らかにD750が発揮できるはずの実力15%くらいしか出せていない感覚。
このままじゃ宝の持ち腐れ!
そこでいろんな方法で撮ってみたり編集・加工してみたりしてとにかく実践あるのみで勉強していました。
その中で私が実際にやってしまったミス、初心者さんもやりがちなミスについてを紹介していきます。
けれど、前提として写真の世界に正解はないと思っています!
自分が思い描く1枚を実現させる上での1つの方法として捉えて一読いただけると嬉しいです。
この記事はこんな方に読んでほしい!
まず、この記事は以下の項目に当てはまる方に是非とも読んでいただきたいです!
- 編集中にミスに気付くことがある。
- 編集しても自然な写真に仕上がらない。
- これからレタッチをするけど何に気をつけたらいいのかわからない。
- なんか違う!思い通りの1枚に仕上がらない。
もちろん、該当しなくてもカメラやレタッチについて興味がある方、好きな方など誰でも気軽に読んでいただけます。
ここだけ気をつけて!失敗のもと5選
絶対にやってはいけないこと❶ ”ISO値の上げ過ぎ”
この写真は、ISO値をあげて撮ったときのぼつ写真です。
ISO値は上げれば上げるほど、暗い空間での撮影も明るく仕上げてくれます。
しかし、その分レタッチをした時のザラザラ感が目立ちやすくなります。
この写真も全体的にざらついていませんか?
これに気付くまで「画角いい!タイミングも完璧だった!」という感情から「それはないじゃん!ノイズだけが心残りだーーー!!」という悲しい思いをしたことがあります。
どんまい当時の私。でも勉強になったね。
ただ現在は、編集ソフトのAI技術も進歩しており、ほとんどノイズがわからないまでに処理をしてくれることもありますが、その弊害としてベタッとしてしまい、くっきりはっきりした写真ではなくなることもあるので注意が必要です。
結局は、ISOによるノイズがないに越したことはない!細かい部分を正確に仕上げるには、そのシチュエーションに合わせたベストな値に設定することが求められます。
絶対にやってはいけないこと❷ ”写真が水平・平行ではない”
画角も大事な要素の一つ。
先ほど紹介した❶に対して、どんなに画質が良い写真が撮れても、被写体が斜めになっていたり、手すりなどの直線上のものが不自然に斜めっていると、仕上がりが大きく変わります。
先ほど紹介した写真も全体的に左に傾いているのに気付きましたか?
こうなると、どうしても“中途半端感”が出てきてしまいます。
レタッチ中でも修正は一応効きますが、最初から真っ直ぐ正確に撮るに越したことはないです。
絶対にやってはいけないこと❸ ”黒つぶれ”
特に夜景での撮影でありがち。
Rawで撮ればある程度の暗い部分明るい部分についてはレタッチで復元ができます。
しかし、あーまりに暗すぎる(もはや真っ黒!)部分を残して撮影してしまうと、どんなにレタッチで手を加えても復元できなくなってしまうんです。
辛抱強く黒レベルやシャドウをあげてみても、むしろおかしな色に変わってもう手のつけようのない状態になってしまうんです。
その現象を黒つぶれと表すのですが、そうなるともう折角お気に入りの1枚ができても諦めるしか…。
絶対にやってはいけないこと❹ ”白飛び”
❸の逆で、明るすぎてレタッチでも修復ができない部分を指します。
よくあるのは太陽の光や、電灯の明かりかな。
白飛びの場合、光が強ければ強いほど一部分の白飛びには収まらず、広範囲に復元できないところが発生してしまう可能性もあるので注意が必要です。
絶対にやってはいけないこと❺ ”手ブレ”
場所によっては三脚禁止のところってありますよね。あとは刹那的なシーンを写真に収めたい時など。
明るいうちはある程度早めのシャッタースピードに設定すれば問題なく撮影ができますが、暗い時間や場所になると、明るさを取り入れるためにシャッタースピードを落とさなければいけないシーンが必ず出てきます。
その時に無理した設定で撮影して、いざ写真を確認するとめっちゃブレてる。いや息止めましたが。ってなります。
手ブレをした場合もやはり視力が落ちたようなボケーっとした風になり、レタッチではどうにもならない部分なので、どうしても防ぎたいところです。
私流!未然に防ぐための対策・具体的な方法
解決策❶ ”ISOをなるべく頼らない撮影を心がける”
ISOは明るさが足りない時に基本的には使います。
逆に言うと、明るさが足りていれば対してISOを上げる必要がないのです。
じゃあ、明るさを確保しちゃえばいいじゃん!!単純!!という当たり前すぎる考えに辿り着きました。
ちなみに私の経験上、目安としてISO値が1200以下であれば、特段ザラザラ感が目立つことはありません。(※カメラの性能にもよりけり)
Q.じゃあどうやって光を取り込むの?
A.三脚を使う→風景のように被写体が固定されたものを撮る時は、三脚を使えば手ブレもなくF値を調整してSSを落とすことで、ISO値100で綺麗な写真が撮れちゃうんです。もちろんその分、写真も鮮明!!まじ正義!!(笑)
三脚がない時は…
①SSを遅くする→手ブレをしない程度まで落とします。この段階で明るさを十分取り込めればOK!まだ足りないようなら…
②F値を下げる→SSを下げ過ぎても今度は手ブレが発生するので厄介です。特に夜になったら、今度はF値を下げます。理屈の話は省きますが、F値をそのレンズの最小値に下げても画質を落とさず明かりを取り入れることができます。
大体はこの設定で十分です!それでISOをできる限り最小値で補って明るさの加減を調整します。
私はちなみにマニュアルモードで全て自分好みに設定しています。
解決策❷ 構図の中に目印を作って撮影する
特に正面からの構図で撮る時は、角度のズレが仕上がりに大きく影響を与えます。
そこで、私は撮影するときに構図のどこか一部分を目印にして撮影するようにしています。
下の写真は私が実際に東京ディズニーランドで撮った写真です。
この場合、私は下部の赤いラインが水平になることを意識しながら撮りました。
完璧に水平にすることは難しいので、その場合はレタッチの際にトリミングでほんの少し調整してあげます。
ただ、トリミングのデメリットは角度を調整した時にカットされてしまう部分があるので、それは折角こだわった構図が台無しになりかねないので極力最小限の利用にとどめています。
解決策❸❹ 若干暗めに撮る
白飛びと黒つぶれはいくらRawとはいえ、復元できないものになってしまうので、そうなるともう致命的です。
それを防ぐために、黒つぶれはしない!白飛びもしない!けどレタッチ前提の「仮の写真」を撮るというイメージで撮影するのをおすすめします。
以下の写真は私がレタッチ前に撮影した状態です。無加工で出そうものなら「暗くね。」という3文字コメントの方がいいねがつきそうなくらいに暗いです。
でも一旦これでいい!
なんとなく完全に真っ暗はないし真っ白もないし、これでバッチリです。
この状態でレタッチをしていくと次のように仕上がります。
一気に全ての箇所に自然な色が付いた素敵な1枚に仕上がりました。
改めて先ほどお伝えしましたが、黒つぶれはしない!白飛びもしない!けどレタッチ前提の「仮の写真」を撮るというイメージで撮ってみてください!
それでお家に帰ってPCで写真を開いてみて実際にどうかを繰り返す!というのを実践していくだけでもだいぶ感覚的にわかってくるようになります。
解決策❺ 手ブレを最小限に減らす
手ブレを防ぐ方法はいくつかあります。これはもうレタッチではどうにもならないので撮影する時に意識して改善する他ありません。
1つは三脚を使う方法です。前述した通り、SSを気にせず撮影ができるので手ブレの心配なく撮影が可能です。
ただ風の強い日は倒れないように注意してくださいね。
2つ目がSSを下げる方法です。手ブレが発生しないギリギリまでSSを下げて撮影します。別の記事でも紹介しましたが、手ブレのしないSSは焦点距離によって変わり、
シャッタースピードの基準は、1/焦点距離秒となっています。
つまり80mmの距離で撮るときは、1/80秒がギリギリ手ブレしない速さとなっているわけです。
そこを徹底すればまた手ブレを防げるようなるはずです。
加えて、あとは気合いです。これ大事。
頑張って息止めて、なるベーーーく手ブレを防ぎたいために頑張ってます(笑)
最後に
いかがでしたか?
私が最初の1年2年で積み重ねた失敗を交えて紹介しました。
やっぱりカメラは「とにかくやってみる!」という姿勢が大事だと思います。
しかも写真の素晴らしいところは自分の成長過程をしっかり保存して形として残せるところなんです。
1つ1つ何かに気付いて、次同じようなシーンでは上手く撮れるようにしようっていう過程が振り返れるので、それも良いところですよね。
たまに懐かしんで昔の写真を振り返りますが、くすっと笑えるような写真もあれば、こんないい写真私撮ったの!っていう写真まであります。
ぜひとも、写真を撮ること・レタッチをすることを終始楽しんでやってもらえると嬉しいです。
そして、私の今回のお話が皆さんのカメラライフをより楽しく前向きなものにできているととても嬉しいです!
ありがとうございました。
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