こんにちは、モチです
今回は2011年に出版され、2年後には映画化もされたこちらを紹介します

越谷オサムさんの「陽だまりの彼女」です
この表紙自体はかなり昔から見かけていたなぁと憶えています
基本情報
タイトル:陽だまりの彼女
出版社:新潮文庫
ページ数:352ページ
定価:737円
念願の1冊だった!!
実はこの本、昔からあるのにずっと追い求めていました
なぜならピュアピュアな恋愛小説を読みたかったからです
とにかくラブラブなほっこりした気持ちになれる1冊が欲しかったんです
映画化もしていると聞いていたし、
周りの友人も昔読んでよかった、と教えてくれたので気になっていました
ただ、この本がなかなか手に入らず
ネットで買えばよかったものの
それほど急いではなかったのでネットで漁ったりはしなかったのですが、
たまたま寄り道ついでに書店に寄ったら見かけたので
飛びつくように手に取ってそのままレジに直行しました
先に言ってしまうと、
この小説は7割「大恋愛」:2割「切なさ」:1割「ファンタジー」で構成されています
あらすじ
社員として働く浩介と真緒の2人が、中学校ぶりに”運命”の再会を果たす
中学ではいじめられっ子で”学年有数のバカ”だった真緒だったが、
再会を果たした頃には美しい女性へと変貌を遂げていた
そこから間も無く2人は急速に恋へと発展を遂げ、愛し愛され愛情を深く注ぎ込み、誰もがニヤけたくなる幸せな結婚生活を送ることとなる
しかし、彼女にはとある打ち明けられない秘密を抱えており、浩介はその違和感に徐々に目を向けていく -
この本をおすすめしたい人
・ピュアな恋愛小説でキュンキュンしたい人
・胸キュンしたい人
・ドキドキや切なさが詰まった小説を読みたい人
もうお分かりの通り、
ラブラブもあり号泣もありな1冊です
「こんな女性がいたらいいのに…」と男女ともに思えてしまうほどの素敵な登場人物で、
それこそ「キュンキュン」するので
まさに恋愛小説が好きでこの本を読んだことがなければぜひおすすめしたいです
レビュー・感想
ただのベタ甘恋愛小説かと思いきや、散りばめられた伏線により、
読者の私にも不穏感が漂う瞬間がところどころにありました
そして、愛情を受け取ってくれる相手と注いでくれる相手がいることがどれほど幸せなんだろうなと。
日常から湧き上がる憤りの感覚が
彼女を目の前にすると失せてしまうような、
仕事での疲労が蓄積していようが彼女が楽しそうにしている瞬間を見ると否定的だった外出が有意義な時間に思えてしまうような、
互いの満たせない心を理屈なく満たしてしまう2人の関係がとても素敵なものと思いました
悲しみに暮れることがあっても、2人の時間になれば、
それでよかったねと笑い合えるような関係性が、
分厚い信頼関係を表しており、とても美しい関係性だと思いました
まとめ
とにかくドキドキしたいキュンキュンしたい人におすすめしたい1冊です
それぞれ登場人物の愛情がこちら側にも伝わってくるし、
憧れる関係性だなぁと思える1冊です
人によっては、王道すぎてつまらないというコメントも見かけますが、
個人的にはこれくらいまっすぐな恋愛で、しかも後半には感動要素もあって満足でした
以上!
ありがとうございました
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