【カメラ初心者必見】三脚なしでも綺麗に夜景を撮影する5つのコツ

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一眼レフを買いたての方で「夜景の撮影が難しい」というのをよく耳にします。

もちろんカメラの性能も関わってくる話ですが、撮影者の技量次第でいくらでも綺麗に撮ることはできます。

ただ、カメラって意外と専門知識もあって用語もあってよくわからんっという声もよくわかります。

ここでの綺麗というのは、“ブレが最小限で被写体が鮮明に映る状態”を指すことにします。

そこで、カメラの基礎知識も加えつつ、カメラ初心者の方でも簡単に夜景撮影が綺麗にできるコツについて紹介していきます。

これさえ抑えておけば、暗い場所も得意になりますよ。

夜景撮影がうまくなる5つのコツ

夜景というのは、光が少ない環境です。

そのため、光を補いつつ手ブレを最小限に抑えなければ綺麗な写真は実現しません。

光を補いつつ手ブレを最小限にするコツをまとめました。

光を補う手ブレを抑えるコツ

・F値を下げる

・シャッタースピードを落とす

・ISOを上げる

・照明のある近くで撮影する

・脇を締めて撮る!!

F値を最小値に下げる

F値=絞り

“レンズから取り入れる光の量”と考えてください。

もう少し正確にいうと、”レンズから光を取り入れる穴の大きさ”です。

F値が低いと、光を取り入れる隙間が広がって明るくなります。絞りを開ける、とも言いますね。

その代わり背景のボケる割合は大きくなります。

F値が高いと、光を取り入れる隙間が狭くなりその分暗くなります。今度は絞りを絞るとも言います。

この場合背景のボケる割合は小さく、最大値にすれば全体が鮮明に見えます。

(なんだか頭使いますね。難しい場合は、カメラを横に置いて試してみてくださいね!)

夜景では、暗い場所での撮影が主になるので、F値は下げることが増えます。

レンズによっては、f.2.8に下げたり、もっと下げられるレンズだとf.1.8まで下げられるのでその分光量も増えるわけです。

シャッタスピードを落とす

シャッタースピード=SS

シャッタスピードとは、レンズのシャッターを切る瞬間的なスピード。つまり、写真として切り取る瞬間の長さです。

例えば1/500秒の場合は、1秒を500に分けたその一瞬のコマを撮ってくれます。一瞬ですよね。大体のものは止まって見えます。ただし光の取り込む量は少ないです。

1/2秒の場合は、1秒を半分に切った瞬間なので、0.5秒の世界を撮ってくれます。0.5秒の間だとまだものが動いて見えるので、動いているものを撮るとブレて撮れることもあります。ただこちらは光の取り込む量は多くなります。

この特徴を被写体によって柔軟に使い分ける必要があります。

(柔軟にって何よ!!)

風景の世界では、建物が動くことはないのでSSは遅ければ遅いだけ光は多く取り込めるし、綺麗に撮れます。

ただ手持ちの場合、シャッタースピードを落としすぎると被写体が止まってても手が動いてボケることがあるんです。

手持ちでうまくいかない原因は大体これ!

手持ちで撮影するときのシャッタースピードの基準は、1/焦点距離秒となっています。

つまり80mmの距離で撮るときは、1/80秒がギリギリ手ブレしない速さとなっているわけです。

撮る角度や設定をなんとなく決めたら、お持ちのレンズを一度確認してみてください。

ISOを調整する

ISO感度=デジタルカメラが光を捉える能力を表す値

簡単にいうと、ISOを上げればあげるほど勝手に明るくしてくれるんです。

あれ、これで解決するじゃん。と思うかもしれませんが、この値を高くすればするほどノイズと呼ばれる”ざらつき”が増えてしまって不自然な写真になってしまうデメリットがあります。

しかし、PCで編集をしてもノイズがほとんど気にならない数値もあるのでそちらを紹介します。

ノイズが目立ちにくい値:ISO100~ISO1250

私は①F値を下げて②SSを調整してそれでも足りない③光量を補う時に使っています。最終手段ですね。

照明の近くで撮る

近くに街灯や照明があればその近くに行って撮ることで多少は光を取り込めるので小技ですね。

ディズニーリゾートや冬のイルミネーションは光に溢れているので案外光不足になることがないケースも多いです。

脇を締めて撮る!!

これはもうテクニックのお話になります。

私は毎回撮る時は脇をしっかり締めて固定して、一瞬だけ息を止めて撮影してます…(笑)

一見、地味だなと思われるかもしれませんが、これを極めるとどこでも綺麗に撮ることができる最強テクニックなのです!

ぜひ手持ちで撮影する方は試してみてください!

最後に

F値?SS?ISO?とよくわからない言葉が出てきてびっくりしましたか?
言葉で聞くと難しそうだけど、私もカメラを実際に手に取って試してみると意外とわかったりします。

あ、こう撮るとこう写るんだな。と勉強をしながらやるのもいいですね。

手持ちの場合は、今回紹介した方法で光を多く取り込んで手ブレを抑えることで綺麗な写真を撮ることができます。

改めて三脚というのは、カメラを固定してくれるのでSSも関係ない!いくら遅くしても手ブレもなく光を取り込むことの心配もいらないのでほんと神様のような存在です。

私も手持ちで撮影することが多いのですが、好きな角度から綺麗な1枚を撮れた時は感動と達成感があります!

ぜひ手持ちを極めて夜景マスターしましょう!

また、こちらの記事では私が使っているカメラの紹介も行なっているので併せてご覧ください!

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