こんにちは、モチです。
今回は、短編小説を読みました
実のところ短編小説は初めて読んだんだけど、
ずっと集中して読むってよりかは
一区切り一区切りで短期集中で読みやすい形になっていて
これはこれで読み応えもあって楽しかった!
早速今回紹介する小説は、「偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理」

2021年に出版された短編小説で、著者は降田 天さんです
この表紙に描かれている不気味な笑みを浮かべる警官ね
これがタイトルにもある通り、
“落としの狩野”こと「狩野 雷太」という警官らしい
この本結構一目惚れで即買いした一冊なんだけど、
その理由がこのあらすじ…
あらすじ
この”おまわりさん”からは逃げられない。日本推理作家協会賞受賞作!
老老詐欺グループを仕切っていた光代は、メンバーに金を持ち逃げされたうえ、『黙っていてほしければ、一千万円を用意しろ』と書かれた脅迫状を受け取る。要求額を用立てるために危険な橋を渡った帰り道、へらへらした警察官に声をかけられ――。第71回日本推理作家協会賞(短編部門)を受賞した表題作「偽りの春」をはじめ、“落としの狩野”と呼ばれた元刑事の狩野雷太が5人の容疑者と対峙する、心を揺さぶるミステリ短編集。
Amazon.co.jp: 偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理 (角川文庫) : 降田 天: 本Amazon.co.jp: 偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理 (角川文庫) : 降田 天: 本
この一冊ではあらすじにもある通り、5人の容疑者がそれぞれ登場する
誰にも言えない事情を抱え、
焦燥に駆られる容疑者達と、
弛緩な態度で軽々と名推理を繰り広げていく狩野の駆け引きがとても読者をワクワクさせる
容疑者はこの罪の疑いからどのように逃れるか、
捜査一課で務めていた”落としの狩野”はどのような切り口から相手を落としていくのか
展開が次々と気になる短編小説
この男には何も通用しないのか
また元々捜査一課で務め、現在は交番で勤務をする”落としの狩野”の過去とは
この本の最推しポイント
容疑者視点での
じわじわ追い詰められていく緊張感と
狩野の名前が出たからには終わりだろうな、
と思わせる安心感と爽快感
この双方の視点になって読み進めることができるのが
この本の1番の醍醐味だと私は思う!
「狩野きた!!!え、狩野真面目にやってる?あれ?でも容疑者焦ってね?狩野??あんたまじか?このおまわりさん最強やんけ!!暴け!!!」
↑
っていうおまわりさんサイドの私と、
「おい!!あんた犯罪バレるやんけここは黙っとけよ!!…いやなんでそれ言った?!全てお見通しで狩野見逃さんでしょ…どうしよう」
↑
っていう容疑者サイドの私と。(おまわりさん、この人です)
…イメージは五条悟と呪霊って感じかな?
五条悟きたらもう呪霊からしたら負け確じゃん?みたいな?
まとめ
以上!
私にとっては本屋で手に取ってから読み終わるまで、期待を全く裏切らなかった一冊です
短編小説初心者な私からしても読みやすく、
同じく短編小説をあまり読まれていない方にもおすすめできる一冊ですので、
ぜひ手に取ってご覧ください!
また、プチ情報「狩野雷太シリーズ」として
「朝と夕の犯罪 神倉駅前交番 狩野雷太の推理」も2024年に発売されています。
既に「偽りの春 神倉駅前交番 狩野雷太の推理」を読んだことのある方はこちらもぜひ!
※↑タイトルクリックでAmazonに飛ぶよ
そのほか、おすすめの小説、紹介してほしい小説があればコメントください!
最後までご覧いただきありがとうでした!!
あーー落としの狩野いいな
私も落とされたい
だめだよ!みんなも悪いことしちゃ!(殴)
コメント