誰も読めない衝撃の結末と伏線回収に鳥肌が立つ『失われた貌』なぜこんなに話題?徹底解説

BOOK

こんにちはモチです

今回は

櫻田智也さんの『失われた貌』のご紹介です

この作品は、

2026年本屋大賞にノミネートされているミステリ×人間ドラマの作品です

タイトルの読み方は?

『失われた貌(かお)』と読みます

ここで使われる”貌”という漢字は、

「=人や物のかたち・すがた・様子・顔立ち」

を意味します

日常的に使用する”顔”は、

鼻や口、目などの部位を表すのに対し、

“貌”は顔全体の雰囲気や様子を表します

著者=櫻田智也とは?

物語の紹介の前に、

この物語を生み出した櫻田智也先生について触れてご紹介します

2013年に「サーチライトと誘蛾灯」で第10回ミステリーズ!新人賞を受賞

その後、同作を表題とした連作短編集でデビューすると、

瞬く間にミステリ界の注目を浴びるようになりました

中でも彼の特徴は、

「昆虫学的視点」と「緻密すぎる伏線」の融合です

主人公・魞沢泉は、事件よりも「珍しい虫」に興味がある変わり者

しかし、彼が虫を追う中で見せる鋭い観察眼が、

意図せず人間の心の深淵や、

事件の裏に隠された残酷な真実を暴いていくのです

それが「今、最も新作が待たれる作家」の凄みとなっています

本格ミステリファンにこそ読んでほしい

“最後にすべてがひっくり返る”

そんな煽り文句は聞き飽きた…

という本格ミステリファンにこそ、

ぜひこの作品を手に取ってほしいです

いくらミステリに慣れた読者であっても、

この小説の展開は想像つかない人もかなり多いそう…

今回は、

なぜこの作品がSNSや書評サイトでこれほどまでに熱狂的に語られているのか

その魅力をネタバレなしで徹底解説します

あらすじ

J県警媛上(ひめかみ)警察署を舞台にした地道な捜査劇だ

ある日、山奥で発見された無残な変死体──

顔は潰れ、歯が抜かれ、手首から先は切り落とされていた──

というショッキングで怪奇的な状況から物語は幕を開ける

捜査係長の日野雪彦は、

部下の入江文乃らとともに不可解な事件の捜査に乗り出すが、

手掛かりは少なく、警察内部でも対応に温度差がある

そんな折、生活安全課に**小学4年生の少年・隼斗(はやと)**が訪れ、

「この死体は10年前に失踪した自分の父親かもしれない」と告げる

隼斗の父は長らく行方不明となり、失踪宣告さえ受けていた人物だ

一見無関係に思えた出来事や住民の証言、

過去の記録の数々が、

少しずつ線となって結びつき、

現在と過去が交錯する複雑な真相が顔を覗かせる

日野たちは血液型やささいな矛盾を手がかりに、

忍耐強く仮説と検証を積み重ねていく

物語は、単なる“顔のない死体”の謎を越え、

家族の再生と喪失、個々の記憶と向き合う人々のドラマとして深みを増していく

読後にはタイトルの意味がぐっと変わるような、

緻密な伏線と衝撃の結末が待ち構えている… 

なぜ「鳥肌」が立つのか?本作が大きな話題を呼ばれる3つの理由

「点と点」が「線」になるどころか「絵」が変わる伏線回収

ミステリにおいて伏線回収は醍醐味ですが、

『失われた貌』はそれだけに収まりません

「ああ、あの時のアレがヒントだったのか!」という納得感だけではなく、

「自分が見ていた景色そのものが、実は全く別のものだった」

と思い知らされる恐怖に近い快感です。

「貌(かお)」というテーマの深掘り

タイトルにある”貌”

これは物理的な顔だけでなく、人間の「表の顔」「裏の顔」、

そして「忘れ去られた過去」を象徴しています

最後に明かされる「失われた貌」の真の意味を知ったとき、

タイトルの秀逸さにも驚かされます

何気ない描写が、すべて”意味”に変わる瞬間

序盤に出てくる会話、違和感のある証言、さりげない行動描写など、

読んでいる間は流してしまうのに、

終盤でそれらの些細な情報が全てつながる瞬間があります

「あれも伏線だったのかよ…」と鳥肌が立つ構造になっています

終盤に物語が180°ひっくり返る快感が、

読後に強烈なインパクトを生みます

SNSでの反応:”読者はどう評価した?”

ではXでの読者の反応についても紹介します

無駄な描写が一つも無く、丁寧に貼られた伏線を全回収する終盤は見事だった。

登場人物もユーモアあって魅力的だし、文章も読みやすい。でもなによりストーリーが面白かったです。ミステリーって面白いよなぁと改めて思うような本でした。

ラストで「えっ!こう繋がってくるのか!?」と予想を裏切られました。

最初から最後まで一切の無駄がなく、縺れた糸が少しずつ丁寧に解けていく感覚でテンポよく読めた。

このミステリと文春ミステリの両方で首位ということで期待が膨らみすぎたのか、トリックも割と早くわかってもう一捻りあるかと思ったけどなく、期待は上回らなかった

たくさんの「#読了」の投稿を見ましたが、

読みやすさや登場人物の個性、なにより伏線回収に対する衝撃

読者の心を完全に掴んでいるように感じました

ちなみに無駄な描写がない、というのは私もとても同感です

一方で、

人によってはトリック要素に対しての物足りなさを綴った意見もありました

この小説を読むべき人は?

緻密な伏線回収×ミステリーが好きな人

「ちゃんと仕掛けて、ちゃんと驚かせてほしいタイプの人」です

派手なトリックより”人間の闇”に惹かれる人

冒頭にもあったように

この小説のジャンルは「ミステリ×人間ドラマ」です

犯人当てよりも、

“なぜそう生きたのか”に心を掴まれるタイプの読者にもおすすめです

ミステリーで”ちゃんと騙されたい”人

途中で犯人や真相が見えてしまう作品に物足りなさが感じることが多い方は、

最後まで安心して読めますし、最後の最後に裏切られます

自分で仮説を立てながら読み進めるのが好きな人

登場人物もやや多いため

頭の中で相関図を描きながら、

読み進めながら怪しい人物を予想していく作業が好きな人にも

かなり楽しめる一冊です

(私はスマホに登場人物の情報をメモして、整理しながら読み進めていきました)

まとめ

以上

改めてこの小説は、

巧妙に張り巡らされた伏線と、

人間の弱さや選択に深く踏み込む物語構成によって、

読み終えた瞬間に世界が反転するようなミステリー×人間ドラマ小説です

いくら疑って慎重に読み進めても裏切られた展開に

悔しいどころか清々しいような、

とても衝撃を受けるとともに満足感を得られます

この記事が新しい一冊との出会いにつながれば、

私は大変嬉しく思います

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