こんにちは、モチです
今回は、

『成瀬は天下を取りにいく』についてご紹介している記事になります
こちらの作品は
宮島未奈さんのデビュー小説にして
本屋大賞受賞作にも選ばれ
今や本屋に行けば一度は見かける小説
とも言っても過言ではない作品となっています
実は私もこの本を購入したのが2025/11月なので
発売し大ヒットしてから1年以上経過していることになります
そんな私の頭の中には
「この本の何がそんなに面白いんだろう?」
という疑問があり、
毎回足を止めては、買わない、
という行動を繰り返していた記憶があります
では、
そこから購入までに至った理由も含め、
この小説の魅力を紹介していきます
作品情報(単行本/文庫本)
発売年月:2023年3月17日 / 2025年6月25日
ISBN:978-4-10-354951-2 / 978-4-10-106141-2
ページ数:208ページ/288ページ
本の種類:単行本/文庫本
発行所:新潮社
定価:単行本→1,705円(税込)/ 文庫本→693円(税込)
デビュー作にして、
本屋大賞以外にも多数受賞をしています
不動の名作です
第21回「本屋大賞」大賞
第20回「女による女のためのR-18文学賞」
大賞/読者賞/友近賞
第11回「静岡書店大賞」小説部門大賞
ダ・ヴィンチ「BOOK OF THE YEAR 2023」小説部門第1位
「読書メーターOF THE YEAR 2023-2024」第1位
「中高生におすすめする司書のイチオシ本2023年版」第1位
「キノベス!2024」第1位
第39回「坪田譲治文学賞」
「埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本2023」第1位
第10回「高校図書館職員が選ぶ高校生に読んでほしい本」第1位
第17回「神奈川学校図書館員大賞(KO本大賞)」
「岐阜の学校図書館員が選ぶイチオシ本」第1位
楽天Kobo電子書籍Award2024小説(国内編)部門大賞
「オーディオブック大賞2024」聴き放題部門大賞
「Audibleベスト・オブ2024」オーディオブックランキング1位
単行本発売から2年と3ヶ月、2025年6月25日に文庫本として発売もされました
単行本と文庫本の選び方についてはこちらで紹介しています
あらすじ
滋賀県の大津市に住む
高校生の成瀬あかりは、
周囲とまったく違う価値観や行動力を持っている
所謂、「変な人」と周りからは言われてしまいそうな成瀬
それもそのはず、
成瀬の特徴は
・周囲の目を気にしない
・「普通」への執着のなさ
・やりたいことは即行動
そんな成瀬が次々と”自分なりの挑戦”をしていく姿を、
短編連作形式で描いている
具体的に、
地元で根強く愛されてきた西武百貨店が閉店することとなり、
閉店までの1ヶ月に
「この夏を西武に捧げようと思う」
と宣言をする
そこから夏休みは
毎日西武百貨店へ足を運び
毎日中継されるテレビにも映り込み、
徐々に注目を浴びるようになる
それ以降も、
漫才のM-1への挑戦や、
200歳まで生きる宣言など
濃いキャラクターだけれど、
周囲の人々もそして私たちも
応援がしたくなるような爽快&青春小説
読後感想| なぜこんなにも多くの人に刺さるのか?
結論、
自分を信じ、貫く姿が眩しいから
成瀬は決してなんでもこなせる万能ではありません
むしろ、
不器用で、浮いていて、誤解もされる
周りのサポートを受けながら目標に進み続けます
それでも彼女は
他人から理解を得られなくても、
評価をされなくても、
笑われても、
自分がやりたいと思ったことについては
一切信念を曲げずに疑うことなく進みます
そして、
多くの読者がこの姿を見て、
背中を押されたのではないかと思います
そのため、
・周囲に合わせて疲れている人
・自分の意見を飲み込んできた人
・”普通”の人であろうと無理をしてきた人
このような方たちには強烈に刺さる、そして憧れる小説です
心に残る名言
中でも
成瀬あかりの生き様の象徴となっているセリフの一部を紹介します
名言①
私は、私が面白いと思うことをやる。
名言②
大きなことを百個言って、ひとつでも叶えたら、「あの人すごい」になる。
だから日頃から口に出して種をまいておくことが重要なのだ。
名言③
二百歳まで生きようと思う人が増えれば、そのうち一人ぐらいは二百歳まで生きるかもしれない。
名言④
人生は一回きりだから、好きなように生きる。
これら4つに共通していることとして、
成瀬は、
1度きりの人生をいかに納得できるかを大切にし、
その価値観に基づいて生きているように感じます。
逆にどんな人には合わない?
逆に以下の層の人にはもしかすると物足りなく感じるかもしれません
・成長物語が読みたい人
・ド派手な展開を求めている人
・感情移入ができない主人公が苦手な人
・みんなと同じが安心!という考えを強く大切にしたい人
それでも逆にいうと、
周囲に合わせることが疲れたり、「このままでいいのか」と思ったことのある人には、
おすすめしたい1冊です。
まとめ
以上、
自分の人生の主導権を渡さない成瀬の生き方には感銘を受け、
読む前には「とにかく人気のある青春小説?」と漠然とした印象だったことが、
読後には「自分の生き方を問い直しくれる前向きな青春小説」
というイメージ変化がありました
成瀬が実在し、身近にいたらきっと頼りになる存在だなぁと思います
こちらは続編も出ていますので
またご紹介できればと思います!



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