「カフネって、どういう意味?」「どんな話なの?」——
書店で表紙を見て、そう思ったことはありませんか。
『カフネ』は、最愛の弟を亡くした41歳の女性が、
家事代行の仕事と“ごはん”を通して心を救われていく物語です。
2025年本屋大賞で、
2位に228.5点の差をつけて大賞に選ばれました。
そして2026年10月15日、
単行本1,870円だったこの作品が、
990円の文庫になります。
この記事では、
年に30冊以上読む書評ブロガーが、
講談社の公式情報をもとに
あらすじ・登場人物・タイトルの意味・文庫と単行本の違いを整理しました。
結末には触れませんので未読の方にも安心してご覧いただける記事です。
最終更新:2026年10月12日/あらすじ・登場人物:講談社の公式サイトと内容紹介の範囲(結末、春彦の死因、せつなの秘密の中身には触れません)/受賞・得点:本屋大賞公式と講談社の発表/価格・ページ数・発売日:講談社と書店(楽天ブックス・紀伊國屋書店)の商品情報/この記事は公式情報による作品紹介です
(2位は353点)
(講談社による)
3つの賞
文庫
📖 30秒でわかる『カフネ』
📚 どんな話?:弟を亡くした41歳の薫子が、家事代行の仕事で人の暮らしを整えていく
👥 誰が出てくる?:薫子、弟の元恋人せつなほか、主な5人を表で
💭 カフネの意味は?:愛おしい人の髪にそっと指を通す仕草
🏆 なぜ話題?:本屋大賞581.5点。2位に228.5点差
💴 どっちを買う?:文庫990円・400ページ/単行本1,870円・304ページ
カフネのあらすじ(ネタバレなし)
結論:弟を亡くした姉・薫子と、弟の元恋人・せつなが家事代行で人の暮らしを整えるうちに、薫子自身の心も救われていく物語です
法務局に勤める野宮薫子(41歳)は、
溺愛していた弟・春彦を突然亡くし、
悲しみの底にいました。
実はその前から、
離婚をきっかけに荒んだ生活を送っていました。
弟が遺した遺言書をきっかけに、
薫子は弟の元恋人・小野寺せつなと会うことになります。
無愛想なせつなに憤る薫子でしたが、
疲れがたたってその場で倒れてしまいます。
家まで送られた先で、
せつなが作った温かい手料理に救われます。
せつなは薫子に、
自分が働く家事代行サービス会社「カフネ」の活動を手伝わないかと持ちかけます。
二人は依頼先の家を訪れ、
料理を作り、暮らしを整えていきます。
人の生活を整えるうちに、
薫子自身の心も少しずつほどけていきますが、
やがて薫子は、
せつながある秘密を抱えていることを知り-。
「料理を作って食べさせてあげることは、『好きだよ』って伝えること。」
(講談社文庫の内容紹介)
主な登場人物5人
結論:主人公・薫子は41歳。弟の春彦と、その元恋人のせつなはどちらも29歳です
| 名前 | 年齢 | どんな人か |
|---|---|---|
| 野宮薫子 | 41歳 | 主人公。法務局に勤める。他人を頼るのが苦手 |
| 小野寺せつな | 29歳 | 春彦の元恋人。料理上手で、家事代行サービス会社「カフネ」に勤める |
| 野宮春彦 | 29歳 | 薫子の弟。製薬会社の研究職。原因不明の急死を遂げる |
| 滝田公隆 | 41歳 | 薫子の元夫。弁護士 |
| 常磐斗季子 | 43歳 | 「カフネ」の代表 |
タイトル「カフネ」の意味
結論:「カフネ」は、愛おしい人の髪に、そっと指を通す仕草を表す言葉です
書店員の久田かおりさんは、
現代ビジネスの記事で、
幼い子どもの柔らかい髪にそっと手を入れて梳くときの心地よさを例に、
「愛おしい人へのそんな仕草を表す言葉『カフネ』」と紹介しています。
日本語では一語で言いあらわせない言葉です。
もとは、ブラジルのポルトガル語「cafuné」とされています。
作中では、
せつなが働く家事代行サービス会社の名前として登場します。
本屋大賞で1位に選ばれた作品
結論:『カフネ』は2025年本屋大賞で581.5点。2位『アルプス席の母』(353点)に228.5点の差をつけての大賞でした
| 内容 | |
|---|---|
| 2025年本屋大賞 | 大賞(581.5点)。一次投票には全国488書店・652人の書店員が参加 |
| 第8回 未来屋小説大賞 | 受賞 |
| 第1回「あの本、読みました?大賞」 | 受賞 |
| 累計部数 | 63万部突破(講談社文庫の内容紹介より) |
| 初出 | 「小説現代」2024年4月号に全編掲載。単行本は2024年5月刊行 |
著者の阿部暁子さんは、現代ビジネスのインタビューで、
この物語が生まれた経緯を語っています。
編集者から「擬似家族もの」を提案されたこと、
コロナ禍を経て「生きていく」ことを主題にし、
そこから「食べる」というモチーフが生まれたこと。
家事代行の料理人という設定は、
こども宅食の活動に心を動かされたことから生まれたそうです。
文庫と単行本の違い|どっちを買う?
結論:これから買うなら、10月15日発売の文庫(990円)がいちばん手ごろです。単行本より880円安くなります
| 文庫(講談社文庫) | 単行本 | |
|---|---|---|
| 発売日 | 2026年10月15日 | 2024年5月 |
| 価格(税込) | 990円 | 1,870円 |
| ページ数 | 400ページ | 304ページ |
| 大きさ | A6(文庫判)。カバンに入れて持ち歩きやすい | 四六判。文庫よりひと回り大きいサイズ |
| 向いている人 | 通勤や外出先で読みたい人、手ごろに読みたい人 | 本棚に並べたい人、大きいサイズの本で読みたい人 |
📌 年に30冊以上読む私の、選び方の目安
話題作は、単行本で読み逃したなら文庫を待つのがいちばん賢い買い方です。評価が定まり、価格はほぼ半分になります。
『カフネ』はまさにそのタイミング。本屋大賞から1年半、990円で手に取れるようになる今が、読み始めるのにちょうどいい時期です。
税込
「一緒に生きよう。あなたがいると、きっとおいしい。」
税込
本棚に置いておきたい人へ。本屋大賞を受賞した単行本です。
カフネをおすすめしたい人
結論:ひとつでも当てはまったら、きっとあなたのための1冊です
主人公の薫子は、
公式サイトの人物紹介で「他人を頼るのが苦手」とされています。
頑張りすぎてしまう人ほど、
彼女に自分を重ねるのではないでしょうか。
読む時期だけ気をつけたい人:物語は、大切な人を突然亡くした悲しみから始まります。身近な人を亡くしたばかりでつらい時期なら、気持ちに少し余裕ができてから手に取ってください。出版社の紹介を見るかぎり、物語の中心は「食べること」と人の暮らしです
試し読み・作中レシピ・あらすじコミック
結論:講談社の『カフネ』公式サイトで、買う前に中身を確かめられます
| 公式サイトにあるもの | 内容 |
|---|---|
| 試し読み | 本文の冒頭を無料で読める |
| 作中レシピ | 物語に出てくる料理のレシピ |
| 登場人物の紹介 | 主な登場人物のプロフィール(イラスト:末次由紀) |
| あらすじコミック | あらすじをマンガで紹介(マンガ:志真てら子) |
作者・阿部暁子とほかの作品
阿部暁子さんは岩手県出身・在住の作家です。
2008年、『屋上ボーイズ』(応募時のタイトルは「いつまでも」)で
第17回ロマン大賞を受賞してデビューしました。
代表作のひとつ『どこよりも遠い場所にいる君へ』(集英社オレンジ文庫)は、
2026年10月9日にアニメ映画が公開されました。
秘密を抱えて離島の高校に進学した少年・和希が、
「神隠しの入り江」で倒れていた少女・七緒を見つける青春小説です。
税込
公開中
『カフネ』の作者が書いた、離島が舞台の青春小説。映画と一緒に原作も。
よくある質問
Q. カフネの文庫はいつ発売ですか?
A. 2026年10月15日に講談社文庫から発売されます。価格は990円、400ページです。
Q. カフネは何ページですか?
A. 文庫が400ページ、単行本が304ページです(講談社・書店の公表値)。
Q. カフネはどこの国の言葉ですか?
A. ブラジルのポルトガル語「cafuné」とされています。愛おしい人の髪にそっと指を通す仕草を表す言葉です。
Q. カフネは映画化されますか?
A. 2026年10月12日時点で、講談社の公式サイトや報道で映像化の発表は見つかりませんでした。同じ作者の『どこよりも遠い場所にいる君へ』は、2026年10月9日にアニメ映画が公開されています。なお「映画 カフネ」で検索すると、この小説とは別の同名の映画(杵村春希監督、2024年公開)も出てくるので注意してください。
Q. カフネの漫画はありますか?
A. 講談社の公式サイトに、マンガ家・志真てら子さんによる「あらすじコミック」が掲載されています。公式サイトの付録はこちら。
Q. 春彦が亡くなった理由は書いてありますか?
A. 結末に関わるため、この記事では触れていません。公式サイトの人物紹介では「原因不明の急死」とされています。
Q. カフネのレシピはどこで見られますか?
A. 講談社の公式サイトに、作中に出てくる料理のレシピが掲載されています。
まとめ|本屋大賞作『カフネ』を、990円の文庫で
『カフネ』は、大切な人を失った女性が、
家事代行の仕事で人の暮らしを整えるうちに、
自分の心も救われていく物語です(講談社の紹介より)。
📌 この記事のポイント
📚 弟を亡くした41歳の薫子と、弟の元恋人せつなの物語
💭 「カフネ」は、愛おしい人の髪にそっと指を通す仕草
🏆 2025年本屋大賞581.5点(2位に228.5点差)、累計63万部
💴 10月15日発売の文庫は990円(単行本より880円安い)
(講談社文庫・10月15日発売)
- 2025年本屋大賞・581.5点で大賞
- 講談社によると累計63万部突破
- 単行本1,870円 → 文庫990円


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